共立プロダクト製の早押し判定2キット(HA-808)を組み立ててみました。
はんだづけする設備さえあれば、誰でもできます。はんだづけする設備というのは、はんだごて+はんだ線、あとはできればはんだごてを置くこて台があるといいでしょう。これ用に用意するならば、20Wのはんだごてと、0.6mm~0.8mm径のはんだ線がいいと思います。はんだづけした後の余分な線を切り取るニッパーも必要になりますね。
部品は、背の低いモノからつけていくのが基本です。マニュアルに記載されている通りに作業すればいいと思いますが、一部の部品がちょっと傾いてしまいました。公式サイトの写真のほうがいいと思いますが、私の作品も一応載せておきます。
ピンヘッダのCN10とCN11の傾きが違っています。どちらかが傾いてしまったのでしょう。それと、R21の抵抗線がついていません。うっかり机から落として見つからなくなってしまいました(^-^; 幸い4.7kΩのカーボン抵抗は手元にあったので、リカバーすることができました。中央部にICソケットがありますが、実際にはここにPICマイコンを差し込みます。ここが最大の難関かもしれません。もともとのマイコンの足の間隔が広いので、少し内側に曲げてやらないといけないのです。何も考えずに力を加えると、一部のピンだけが曲がってしまい、上手く刺さらなくなります。しかも下手をして足を折ってしまうと、ゲームオーバーです。慎重かつ大胆に行う必要があります。
そこまでの作業時間は2~3時間でした。無事に動作確認もパスしました。
早押し機の仕様としては、8人まで対応しており3着までの判定が可能です。この3着判定というのが珍しいですね!これでちょっと遊んでみたくなりました。なお、人数を増やしたい場合は4機まで連結させることができます。つまり、32人まで対応しているということですね。ただし複数台を連結する場合は、1着判定のみになりますので注意しましょう。
8Ωのスピーカ(0.3W以上)を直接接続することができ、そこから判定音を出すことができます。音程も調節できますので、いろいろ試してみましょう。
早押しボタンはテスト用のものが基板に付属していますが、実際に使う際には外付けした方がいいでしょう。これも2Pコネクタにネジでとめることで簡単に接続できます(精密ドライバが必要になりますね)。早押しボタンの話はまた次回にします。