北のイマサラ「題忘年会'13」において、「ラントロパラダイス2013」という企画を行いました。いずれもラントロクイズを行う3ステージ制の企画だったのですが、そのラストを飾ったファイナルstageから振り返っていきます。
コンセプトの変化
この年の題忘年会では、ラントロクイズを早押しで行うということはかなり前から考えていました。そして、当初考えていたのは、メジャー曲や基本問題をアグレッシブに押していく、という形式でした。誤答に対する罰則が緩いのが1つの特徴と言えたでしょう。
ところが、出題曲の候補を考えているうちに、罰則の緩さを活かしてちょっとクセのある問題を出題したくなってしまいました。気がつくと出来上がったのは、メジャー曲や基本問題からはほど遠い問題群で、罰則を気にせずに恐る恐る押していく形式でした。
特殊ルール(1/13追記)
通常のラントロクイズでは曲のタイトルを解答するのですが、今回は以下のようなルールにしてみました。
- 曲のタイトルとアーティスト名義を答える(いわゆる二答クイズ)。
- 1度の解答権で2回まで解答できる。うち1度は義務。
- 早押し機の2着判定機能を使い、2着の人にも同様の解答権を与える(もちろん1着の人が両方正解した場合を除く)。
主に出題の幅を広げるのが目的でした。アーティストはわかっても曲名がわからない曲、あるいはその逆(昔のアニメソングや、知られざるカバー曲など)など、いろいろなタイプの問題を出題できたのではないかと思います。
実は、1着の解答者には2度の解答を義務づけようかとも(実施の前日まで)考えていたのですが、1着を避けて2着狙いになる恐れがあったので、やめました。これは正解でしたね。
(以下1/13追記)他に、解答チャンスを確保するために、「1着がエクストリームなポイントで押した場合には、曲の続きを再生することがある」というルールがありました。「エクストリーム」の基準が未確定だったこともあって、このルールが適用されることはありませんでした。
このルールはもう少し適用範囲を広くしてよかったような気がしています。おおむね5秒以内ですかね。また、この場合に限って2度の解答を義務づけるようにしてもいいかもしれません。
20○13×
誤答の罰則としては、累積誤答による失格だけにする方針は早くから固まっていましたが、他は紆余曲折ありました。
当初(二答を導入する前)は10○10×を考えていたのですが、二答の導入、そして前段階にタイムショックstageを用意してそこでの○の数を持ち越すことが決まると、20○10×にしようと考えました。
しかし、タイムショックstageで10問正解すると、ファイナルstageで5問完全正解するだけで優勝が決まってしまいます。その点が不安になり、一時期は「2連答で1○」にしようかとも考えましたが、問題の難易度を考慮して、結局20○で落ち着きました。
20○13×に決まったのは、企画の前日です。全体タイトルに「ラントロパラダイス2013」と今年(実施日基準)の西暦を入れたので、それに合わせて決めました。
当日は7×ぐらいまでついた人がいたので、結果的には10×でも変わらなかったですかね。まあ語呂合わせの問題なのでどちらでもいいでしょう。
展開
用意した問題は50問ほどでしたが、最初に○がついたのが8問目となかなか香ばしい展開でした。が、難易度の下がった後半は完全正解も頻発し、51問目で優勝が決まりました。優勝者の終盤の逆転劇など、展開に恵まれた面もありましたね。連続スルーも最大で2問にとどまり、罰則の緩さがうまく生きたと思います。