K.I.P.の第34回例会(2/18/2012)で私が実施した企画です。イントロタイムレース。
概要
イントロタイムレースですが、早押し機のキャパシティの都合、また解答チャンスの増加を目的として、参加者を2組に分けて実施しました(結果的に前者は解決されたワケですが)。最初の構想では各組の上位者による「決勝戦」もあったのですが、準備時間が確保できないため省かれることになりました。
このような場合の組分けには、通常はくじ引き(具体的には、トランプなど)が用いられますが、各参加者の希望を反映させることを模索した結果、「ちょい歌詞」による前座出題を行うことにしました。今まで内輪でしか出題してなかった「ちょい歌詞」を外部で試してみたかったという背景もあります。
組分けラウンド
問題自体は、年始に内輪で行った企画からのリユースです(ただし、その企画ではちょい歌詞自体を出題したわけではなかった)。ちょうど「ちょい歌詞」問題がカード状になっていたこともあり、その場でランダムに5問セレクトしました。
得点方式は、少ない問題で差をつけたいことから、正解者数と問題番号に依存する形式にしました。口頭でのルール説明になってしまったので、説明の仕方には改善すべき点がありました。
タイムレース
終盤はハイリスクハイリターンになる、比較的オーソドックスな形式です(数字は少しひねっていますが)。ということで、人数・時間・得点については調和がとれていたものと思います。
ただ、選曲に時間をかけられなかったために、正解者が偏ってしまったのが最大の反省点です。もともと予選決勝方式を考えていたことも一つの原因ですが、それを捨てた時点で改良の方法はあったように感じます。組分けとも関連することですので、具体的内容については後で触れます。
正誤判定では何気なく「児玉基準」を採用してしまいましたが、そこは救済すべきものだったと思います。2番目の反省点ですね。
進行
例によって自作アプリケーション(の試作品?)を使っての出題でした。早押し機との連携を自重したこともあって、練習では操作が交錯する場面が多々ありました。本番では、参加者様からの提案を採用することによって事なきを得ましたが。
まとめ
単純に2組で行うことになったため、各組の内容を均等にする必要はありませんでした。組分けや出題内容を以下のようにすることで、2組に分けた目的の1つである「解答チャンスの増加」をより明確に実現できたものと思います。
- 組分けを、私の出題に合う人/合わない人のように恣意的に行う。
- あるいは、問題の中身(年代など)に差をつけ、各参加者が好きな方を選択する。
また、レジュメの配布を直前に中止したため、ルール説明に不明瞭な点がありました。たとえば「2組に分ける」という言い方が「2チームで実施」との誤解を招いた感があります。ほかにも、「ちょい歌詞」の得点説明において、口頭で変数を2つ使うのはわかりにくかったですね。「1問目は、不正解者がn人だった場合には、正解者に10のn乗ポイントが入ります。2問目はその2倍、3問目はその3倍...」ぐらいにした方が、意図をよりわかりやすく伝えることができたでしょう。