北のイマサラ「蘭越合宿2012」(7/7/2012)で私が行った企画です.当日はタイトルを発表しませんでしたが,こういうコードネームがついていました.思いつきだけで走ってしまった実験企画でしたが,もうちょっと視点を変えるだけでも上手く回るようになった可能性があるような気がしました.
概要
やっていることは,歌詞穴埋めです.ただし埋める部分が全て星座(星占い用の12星座)になっています.
星座の名前が書かれたカードを参加者に配って,ババ抜きの要領でゲームを進めます.同じ星座のペアが出た時点でカードを捨てることができるのですが,その際には書かれた星座が当てはまる歌詞の空欄を指定しなければいけません.間違っていた場合には,カードは手元に戻ります.
失敗点
戦略性を高めるなどの意図で「☆」というオールマイティー的なカードを用意したのですが,それが前半に大量に使われてしまった結果,後半はペアがほとんどできなくなってしまいました.もともと用意したカードが(中途半端なことに)各星座2~3枚というのも,その現象を悪い方向に増幅したと考えられます.理論的に(正解となる)ペアが出来ない膠着状態になると,何をもってゲーム終了フラグを立てるのか,あるいは埋めるべき場所がないペアを除却する手段がなかったために,"使えない"カードが宇宙ゴミの如く手札をサイクルし続ける,etc...
改善案
まず「☆」は廃止しましょう.そしてカードを大量に用意して(そのカードが入る場所の5~7倍;今回の場合なら各星座8枚ずつ,とか),しかも穴埋めに失敗したカードは手札に戻らないことにします.
そして,カードで歌詞の穴を埋める代わりに,単にカードを除却することを選択できるようにします.除却を誘引するために,そのときには歌詞穴埋め正解時の1~2割程度の得点を与えればいいでしょう.
で,歌詞が全部埋まろうと埋まらなかろうと,全員の手札がなくなった時点(あるいはババを1枚入れてそれが残った時点)で終了とすれば,終了フラグの問題も解決します.
そもそもの形式
当初考えていたのは,曲の歌詞に含まれる星座を予想してベットする,という形式でした(当日用意したのが歌詞に複数の星座が含まれている曲ばかりだったのは,その影響).ただ,その場合はベット前に与える情報が曲名,アーティスト名+αでは参考になりにくいのではないか,という気がしたので,別方向に進むことを模索したのです.
そういう意味では,今回行ったババ抜き形式の他に,あるペンシルパズルと組み合わせることによって穴埋めの予想の幅を広げるという方法も思いつきました.問題をよほど注意深く選定しないと,歌詞知識のウエイトがパズルテクニックのウエイトより遙かに小さくなってしまいうる,という問題点がありますが.
出題
もともと使おうとしていた企画の要求を満たす楽曲がそれほど多くなかったため,難易度がバラバラになってしまいました(ちょっと周りを読めばわかるものから,勘で攻めるしかないものまで).
そのこと自体の是非は必ずしも断定できませんが,「☆」があることで,簡単な部分があまりにも早く潰されてしまったことは失敗と言えるでしょう.